虎の巻 企画する音楽イベントについて/ルール遵守

(4)「誰でも無料で参加できるイベント」ではなく、「有料」イベントに
▼ブラストビートはビジネス(価値の創造)のチャレンジです。無料のイベントではなく、みなさんが企画したものに値段(価値)をつけ、そのぶんのお金が動くイベントにしてください。「チケット代」という形式だけでなく、柔軟な方法が考えられます。
▼みなさんが実現したいことを企画し、それに必要なもの、必要な経費を調べて計算し、その経費をまかなった上で、目標とする利益をあげられるように、チケットの値段や目標とする販売枚数を考えることになります。これは、社会で企業が新製品や新サービスを開発し、販売する時に考えるのと基本的に同じことです。
お客さんにお金を払ってもらう価値のあるイベント企画を考え、自分たちで値段をつけて、それを実際に買ってもらう、ということは簡単なことではありません。だからこそ面白がって楽しみましょう!

(5)「音楽を楽しむ」イベントに
▼アイルランドのブラストビート創業者の願い、また日本での活動開始以来の願いでもある「音楽のパワーを生かすこと」は守り続けたいと思います。
▼イベントには、音楽以外の要素が入ってもかまいません。お客さんが音楽を楽しむ要素があればOKです。先輩チームの例を挙げると、音楽にプラスして、アート、ダンス、お笑い、家族・子ども、若者支援、被災地支援など、いろいろありました。
▼もちろん、音楽に集中するイベントもありです。
▼バンドなのか弾き語りなのか、使う楽器の種類などによって、会場の条件や必要な機材もかなり変わります。イベント全体の設計、経費にも大きく影響するので、その点は考えてください。
▼オンラインでイベントを開催する場合、音楽をライブ中継する以外に、事前に録画して動画再生で聴かせるという選択肢もあります。イベント当日のライブ視聴に加えて、アーカイブ視聴で後日に見てもらう、という選択肢もあります。
▼アーティストに演奏してもらう現場の運営や、司会進行のためなどに、メンバーがライブハウスなど会場の下見に行き、現場を確認することは重要です。早めに行きましょう。
特に、ライブハウスに行ったことがない学生メンバーが多い場合は、下見は良い勉強になりますし、参考になりそうな他のイベントに実際にお客さんとして参加してみることを強くお勧めします。
▼前年からライブハウスなどでのリアルの開催も再開しましたが、会場の担当者とも相談してコロナ感染対策は検討してください。

(6)法令遵守
▼企画するイベント、チーム活動を通じて、法律・条例を遵守してください。飲酒・喫煙を助長する行動や情報発信をしない、金融関係の法律に触れない、などです。
楽曲の著作権は要注意です。アーティストの権利を守る意味があり、オリジナルの楽曲か有名アーティストのコピーか、国内曲か外国曲か、などによって違ってきます。アーティストが演奏する曲目を相談し、著作権については必ず確認することになると思っておいてください。
▼ライブハウスなどリアルのイベントを開催する場合と、オンラインの場合で違いがあります。オンラインの音楽配信では、配信プラットフォーム(Zoom、YouTube、ツイキャスなど)によってルールに違いもあります。

(7)活動時間
▼未成年や高校生もメンバーであることに留意し、活動時間が長引いて深夜になり、生活や学業に支障が出ないよう、注意してください。
▼会議が長時間になってしまうことがよくあります。効率的にできるよう、工夫しましょう。

目次に戻る

TOP